商品名は「MS01」。良品計画がデザインを担当し、車体はホンダの中国での自動二輪車生産・販売合弁会社「新大洲本田摩托有限公司(新大洲ホンダ)」が開発・製造した。
販売価格は4980元(約10万円)。17インチのチューブレスタイヤを使った車体にペダルは付いているが、こがずに電気で自走できる400ワットのモーターと48ボルトのリチウム電池を搭載。LEDヘッドライトと液晶ディスプレー付きで白と黒の2種類がある。
シンプルなデザインが特徴の「無印良品」は中国の若い世代に人気。MS01も無駄な装飾を排し、人間工学に基づいた実用性重視の車体が特徴だ。新大洲ホンダの二輪車専門店の一部やオンラインで販売し、中国にある無印良品28店舗でも展示している。
本田技研工業(中国)投資有限公司によると、年間5千台の販売を計画。現時点での販売台数は「大変ご好評をいただいています」と担当者。中国メディアで紹介され、交流サイト(SNS)でも話題を集めている。中国市場向けのため、現時点では中国以外での販売予定はないという。
中国自転車協会や工業・情報化省によると、国内の電動自転車保有台数は計3億台近くに上り、2021年の販売台数だけで3400万台に達した。19年に電動自転車の新たな安全基準が施行され、買い替え需要が高まっている。
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Source: バイク速報