中国の豪雨災害でEVの水没被害が相次ぐ、修理や保険適用が注目に

no title

この夏、中国各地を襲った豪雨災害で電気自動車(EV)の水没被害が注目された。中国で人気のSUVタイプの高級車に混じって最近増えてきたテスラや比亜迪(BYD)などのEVが、次々と濁流に流されていくニュース映像は衝撃だった。

中国のEV保有台数は約1260万台(6月末現在)と世界トップだ。水没リスクが強く意識されたのは今夏の豪雨災害が初めてだろう。中国メディアによると、中国汽車技術研究センターの専門家は「EVのバッテリーパックが水に浸かると、内部の部品やコネクターが腐食して、絶縁性能が低下したり、バッテリーがショートしたりして発火する恐れがある」と指摘する。

高級EVが一夜にして水の泡となってしまったオーナーも多かったに違いない。もっとも、車両保険に加入していたとしても安心できない。中国メディアは豪雨災害直後に「水没したEVはエンジンを二度点火しないように」と注意を呼びかける記事を掲載している。

車両保険に入っていれば、水没してエンジンがかからなくなったEVの損害はカバーされることになる。しかし、二度エンジンを点火した場合、二度目の点火が引き金となって電気系統がショートした可能性を排除できないため、偶発的な事故を対象にした保険ではカバーされなくなるという。


続きを読む
Source: バイク速報

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク