自動車盗難全国ワーストは〇〇県！ヤードが存在することが一因

　千葉県内で自動車盗の被害が相次ぎ、今年1～9月の認知件数が前年同期比66件増の557件で全国ワーストだったことが県警のまとめで分かった。
　県警によると、千葉はここ数年、全国ワースト上位を推移。県内に、盗難車の解体・不正輸出の作業場に利用されやすいヤードが存在することが一因になっているという。
　盗難場所で多いのは月決め駐車場や住宅の駐車場で、高級車やトラックが目立つ。中古車市場でも価格が高騰している人気車種や、バッテリーなどが高値で売れる部品が付いている車両が狙われやすい。
　盗難方法としては、電子キーの電波を特殊な機器で増幅させ、ドアを開錠する「リレーアタック」、車の配線に専用端末を接続してドアを開錠する「CANインベーダー」が目立つ。
　県警は、防犯カメラやタイヤロックの設置など複数の対策を講じることが被害防止に有効と説明。自動車販売店や教習所などと連携して啓発活動に取り組む。（蓮村瑞希）

東京新聞　2023年10月22日 07時18分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/285268