国内初の自動運転除雪車　北海道の高速道路で運用開始

国内初の自動運転除雪車　北海道の高速道路で運用開始　ネクスコ東日本 – 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20231117-A26DZIXH2RNVRC4CHBRN6QGTWA/

2023/11/17 12:51

　東日本高速道路（ネクスコ東日本）は１７日、今冬から本格運用する自動化技術を搭載したロータリー除雪車の実演公開を北海道江別市で行った。運転と除雪装置の操作を自動化したことで省人化や作業の効率化につながる。北海道支社によると自動除雪車の実用化は国内初で「世界的にも聞いたことがない」という。当面は２台体制で検証し、車両の更新時期に合わせた増車も検討する考えだ。

ロータリー除雪車は、うずまき型の金属羽根を回転させながら道路の路肩に積み上がった雪を排雪する作業用車両。同社北海道支社が道内に保有する除雪車１１０台のうち、３５台がこのタイプだ。

　現在は運転者と排雪方向などを調整するオペレーターの２人体制で作業を行っているが、民間企業２社と共同開発した「自律走行」と「除雪装置操作の自動化」の２つの技術を活用することで、１人での作業が可能になるという。

同支社は人手不足や高齢化、熟練社員から若手社員への技術承継などの課題に対応するため、平成２５年に北海道大学と共同で除雪車の自動化技術開発をスタート。（略）

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