“ありがとう”を伝える「サンキューハザード」やる? やらない? 「正しくない使用方法」で交通違反になるって本当なの?
1/1(月) 12:10配信「サンキューハザード」には注意すべき点も
車線変更や合流で譲ってくれたクルマに対して、お礼の意味を込めてハザードランプを2~3回点滅させる行為を「サンキューハザード」と呼びます。
しかしこの行為は、ハザードランプの本来の使い方とは異なるもの。では問題や違反となる恐れはないのでしょうか。ハザード(Hazard)とは「危険」を意味する英語で、ハザードランプの正式名称は「非常点滅表示灯」。
一般的には道路上で駐停車する時や渋滞の最後尾についた時など、後続車や周囲に危険を知らせる際に使用するもので、ハザードランプを起動すると、フロントとリア、クルマによってはサイドミラーについているウインカーランプがすべて同時に点滅します。
またハザードランプの点滅中は、メーターパネル内のウインカーの矢印が、ハザードランプと連動して左右同時に点滅するという仕組みです。
ハザードランプの起動スイッチは「赤い三角」のボタンで、車種によって異なるものの、最近のクルマは運転席と助手席の間のエアコンや操作パネルの付近に設置されています。
このハザードランプを使用するタイミングは、道路交通法施行令第18条で定められており、「夜間、道路(歩道又は路側帯と車道の区別のある道路においては、車道)の幅員が五・五メートル以上の道路に停車し、又は駐車しているとき」。
また、通学通園バスは、「小学校等の児童、生徒又は幼児の乗降のため停車しているとき」にもハザードランプを点灯させなければなりません。
このように、基本的には周囲に注意喚起をしたり危険を知らせたりするために使用するものなのですが、それ以外にもサンキューハザードという行為で使われることがあります。
サンキューハザードとは、車線変更や合流などで譲ってくれたお礼を示す方法として、ハザードランプを2~3回点滅させること。
この使用方法はドライバー間のコミュニケーションとして慣習的に行われており、日常的によく見かける光景ですが、周囲に危険を伝えるという本来の使い方ではありません。
自動車教習所などでも教えられることはないため、ドライバー間で自然と広がった行為だと考えられます。
サンキューハザードを使ったことで違反となってすぐに検挙されるようなことはないと考えられますが、状況や使い方によっては周囲に混乱を与えたり、迷惑になったりする恐れもあります。
一方で、サンキューハザードをしないことにより「譲ってあげたのにお礼をしなかった」と不快に思うドライバーも少なからずいるようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4710526759f13243a2772b333719be3ca8181de5
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Source: ゆめ痛 -NEWS ALERT-