【EVのタイヤ摩耗】 ガソリン車比で4~5倍か 車体重量が1・5倍、道路へのダメージや事故時の重傷・死亡リスク増も

1: 2024/02/02(金) 12:39:14.19 ID:eIvH/mim

・米紙報道
電気自動車(EV)に関してまた一つ課題が浮上した。タイヤの摩耗がガソリン車に比べて4~5倍だと米紙が報じ、
話題になっている。これが事実なら、環境への配慮が売りのEVにとっては「不都合な真実」だが、実際はどうなのか。

・メーカー、モデル問わず
米紙「マイアミ・ヘラルド」(電子版)が、米フロリダ州の修理店の話として報じた。
それによると、EVに関してはメーカーやモデルを問わずタイヤに関する問い合わせが多く、タイヤ交換を行うまでの走行距離は
8000~1万マイル(約1万3000~1万6000キロ)で、ガソリン車に比べて4分の1から5分の1の距離だという。

日本の状況について国交省の担当者に聞くと、摩耗を比較したデータはないとしたうえで、
「EVは加速がいいので、一般的なガソリン車より多少タイヤが減りやすい可能性もなきにしもあらずだ。
ただ、走り方に依存するので、『EV車だから』とはなかなかいえない」と話す。

業界団体や修理工場に聞いても、運転方法や道路状況の違いもあるため、
タイヤの摩耗や交換頻度に関するデータは一概に得にくいという回答が多かった。

・2万キロ程度で〝丸ぼうず〟
一方、約10年にわたりEVを愛用するユーザーは、単純比較はできないとしつつも、「EVのタイヤは減りが早いのは事実だ。
報道のように4~5倍とまではいかないが、ガソリン車のころは5万キロ程度で交換だったが、
EVはスポーツタイヤだったこともあり、丁寧に乗っても2万キロ程度で〝丸ぼうず〟の状態になった。
ガソリン車と同じ走り方をしてもスタートダッシュが速く、ホイールスピン(空転)を起こしやすいことも
タイヤの減りに関係するかもしれない」と実感を語る。

・電池搭載で重量1・5倍
EVにはモーターを動かすバッテリー(電池)が搭載されている。自動車ジャーナリストの佐藤篤司氏は
「バッテリーによって車体の重量が1・5倍程度になるので、タイヤが減りやすく、道路へのダメージもある。
タイヤ交換が早いと廃棄も増えるので環境に良くない」と指摘する。

近年は、タイヤ大手各社も「EV専用タイヤ」を開発しているが、
佐藤氏は「専用タイヤは転がり抵抗は少ないが、EVは(タイヤと車体をつなぐ)サスペンションも固いため、
乗り心地に影響するという課題も残る」と語る。

EVをめぐっては米運輸安全委員会で昨年3月、EVの車体重量が重いことで、
事故時の重傷や死亡リスクが高まっていると指摘された。ロイター通信が報じた。

日本でも今後EVの普及が進めば、「重さ」の問題も意識されそうだ。
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2024.2/2 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20240202-WRNLLRTTMJN3HEP5XM7HKSSQYA/



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Source: 乗り物速報

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