宇都宮南署員の車がバイクに衝突後に逃走、栃木県警は取材に回答拒否

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宇都宮市西川田町の路上で昨年12月、男性(30)が運転するバイクに車が衝突し、そのまま走り去る事故があった。現場から110番通報した男性は、警察から「車を運転していたのは警察官。ほかにも2人の警察署員が乗っていた」と説明されたという。現場で何があったのか――。

宇都宮市の会社員の男性が事故にあったのは、12月22日午後10時半ごろ。男性側によると、仕事を終え、バイクで自宅に向かっていると、Y字路の前で突然、前方を走っていたワゴン車が止まった。車はそのまま後退を始め、バイクに衝突した。

「何やってんだ」。男性が車に向かって叫ぶと、車はいったん前に出て、もう一度バックしてバイクに衝突。その後、急発進し、走り去ったという。バイクは車輪のカバーが割れ、男性は転倒して約2週間のけがをしたという。

男性はその場で110番通報した。現場にきた警察官から「運転していたのは宇都宮南署員」と伝えられ、男性は驚いた。「一瞬、何をいわれているのか分からなかった。警察官がまさかと思った。大きな事件に巻き込まれたようで怖かった」

◆「何で逃げた」の男性の問いに「びっくりして・・・すみません」
深夜零時ごろ、複数の警察官に伴われた3人の若い署員が自宅にきた。男性がスマートフォンで録音したという音声には「全員お巡り(警察官)?」と驚く男性の声と、「そう」という上司の声が記録されている。さらに男性が「なんで逃げた?」と聞くと、署員が「(車を)蹴られたと思って」「怒鳴られたんでびっくりして……」「すみません」と話す声もある。

男性は12月29日に朝日新聞の取材に応じ、「車が2度ぶつかってきたときは、襲われるのではないかと身の危険を感じた」と話した。「正常な状態でハンドルを握っていたとは思えない。なぜ夜遅くに3人一緒だったのか、逃げるのを止める人はいなかったのか」

朝日新聞は1月5日、宇都宮南署に取材を申し込んだ。副署長に事故について尋ねると、「誰から聞いた」といい、その後、署員が部屋から出るよう促した。15分後、ロビーで待機していると副署長は「否定も肯定もしない」「こちらも誰から聞いたか聞かない。だからそちらも聞くな」「質問もやめろ」などと話し、取材を拒んだ


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Source: バイク速報

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