「一番優れたカーデザインはジャパニーズ軽自動車に決まってるだろ」愛車はワゴンRのランボルギーニ・カウンタックのデザイナー死去

1: 2024/03/18(月) 16:21:42.15 0
3月13日、イタリアのカーデザイナーの巨匠、マルチェロ・ガンディーニさんが亡くなった。85歳だった。

ガンディーニさんは、ドアが上に開く「シザーズドア」で知られるランボルギーニ・カウンタックをはじめ、ランボルギーニ・ミウラ、ランチア・ストラトスなど、数々の高級車のデザインを手がけた。
日本車でも、1980年代に量産されたマツダのルーチェや、日産のコンセプトカーAP-Xなどに携わっている。

元レーシングドライバーで自動車評論家の桃田健史さんは、20年ほど前、ガンディーニさんの自宅を訪れ、アトリエを見るという貴重な体験をした。本誌の取材にこう話す。

「あまり表に出たがらない方と聞いていたのですが、イタリアの協力者を通じて取材を依頼したところ、『うちに呼んでくれることになったよ』と言われて。このことを人に話すと、『珍しいね』ってよく驚かれます。

ご自宅はトリノの修道院を改修したものです。スイスのアルプス側へ走っていくと、あまり木が生えていない崖がたくさん現われ、その急斜面の中腹に建っていました。
本当に改修しただけで、派手なものはほとんどなく、アトリエも非常にシンプルでした。余計なものは置いていない印象でした」

当時、桃田さんは『週刊ヤングジャンプ』で連載中の漫画『カウンタック』の技術監修をしていた。その取材のなかで、ガンディーニさんの口から意外な言葉が飛び出した。

「カウンタックの話をしてほしいと伝えていたのですが、すでにフリーランスとして小型ヘリコプターなどいろいろな工業デザインをやっていらしたので、
話題がどんどんそっちに行ってしまったんです。かなり長い時間ご自宅にいましたが、なかなか聞きたいことが聞けない。

そこで、『これまでいちばん優れていると感じたカーデザインはなんですか?』と水を向けると、『“ジャバニーズ軽自動車” に決まっているだろ』と、断定的な言い方をしたんですよ。
“ジャパニーズ軽” が突出していると。英語の『コンパクトカー』などではなく、まさに『ケイ』と言って、ほかにはないというような口調でした。

決められた車両規格のなかで、日常的に使え、スポーツ仕様からファミリータイプまで多様にあり、なおかつ価格まで安い。
『こんなものはあり得えない』と。ものすごく優れていると強調した姿が強く印象に残っています」

さらに驚いたのが、愛車がスズキの「ワゴンR」だったこと。

「出かけるときは、ほとんどこれしか乗らないとおっしゃっていました。ご自宅は山の上のほうにあるため、
周りにスーパーなどがほとんどなく、車で20~30分走らないとお店にたどりつかない。だから、『買い物のときはワゴンRで行くから』と」

スーパーカーに携わってきた稀代のデザイナーが、日本の軽自動車を絶賛する。そのギャップがなんとも興味深い。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5af0d822091314d88a413fcb798dea26a318460e

https://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/morningcoffee/1710746502/0-


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Source: マイカー速報

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