ビッグモーター元社員、悪評を改善した中古車販売で成功

ビッグモーター（BM、東京）の保険金不正請求問題を契機に、透明性のある中古車取引を売りにする新サービスが注目を集めている。

【ひと目でわかる】新たな中古車販売の価格表示ルール

元BM幹部の中野優作氏が1月下旬に立ち上げた中古車のインターネット販売会社「バディカ・ダイレクト」（高松市）は、「だまさないからネットで売れる」を掲げ、営業スタッフがオンラインで顧客と商談。創業から2カ月で100台超を販売した。

中野氏はBMに2017年まで勤務。中古車業界では車体価格を安く設定して集客し、補償などのオプション費用を上乗せして高く売る事例が後を絶たないという。

バディカ・ダイレクトはスタッフが全員、名前や顔写真などをSNSで公開。担当者の署名が入った車の鑑定書も表示する。中野氏は「顔を出しているからうそをつけない。信頼があれば実物を見なくても安心して買える」と話す。

https://news.yahoo.co.jp/articles/35041bd1b1f7538518d70e95939df66eec996d65