専門家「ホテルは1泊10万にすべき、安い価格のままサービスしていればいつまで経っても日本人は豊かにならない」

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■日本は「安い国」から脱却する必要がある
ではこのインバウンド消費を、どうすれば日本経済復活の切り札にできるのか。それを考えなければ、ただただ、通貨が弱い国に、通貨が強い国の旅行者がやってきてお金を落とすが、結局その通貨が弱い国はなかなか経済成長しない、かつて日本人がアジア諸国で大名旅行したのと真逆の状況が続くことになる。通貨が安いから「何でも安い国」として世界から人々が集まってくるというのではなく、日本の価値を見出して人々が訪れる、そんな観光国に脱皮していかなければならない。フランスを訪れる理由は「安い」からではない、というのは考えてみれば分かる。つまり、日本も「安い国」から脱却していく必要がある。

せっかく世界から人々が集まっているのに、「安さ」を売りに儲けることをしなければ、いつまで経っても通貨安は解消されない。逆にますます円安が進んで、ますます「安い国」に転落していくことになる。外国為替市場では、ついに1ドル=160円台を付けるなど、円安が止まらなくなっている。これは日米の金利差だけでは説明ができず、国力が大きく低下していることに他ならない。

インバウンド消費の恩恵が人々の賃金を上げていくまで、しばらくは国内の給与水準で働く人々にとっては観光は高嶺の花になるだろう。だが、安い価格のまま外国人にサービスしていれば、いつまで経っても日本人は豊かになれず、低賃金で良いサービスを提供し続けることになりかねない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4f9b527c4cbdbc0a11133bb94c105b3371927839?page=2


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Source: バイク速報

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