ステージアはスカイライン、ローレル同様にエンジンを縦置きにする後輪駆動(FR)と4WDをラインナップ。当時はハイパワーモデルの需要が高く、レガシィが2LターボのGTを登場させて人気上昇したのと同様にステージアも2.5Lターボが一番人気だった。
2.5Lターボの駆動方式は4WDのみで、レジャーなどでの悪路、雪道などの走破性を考慮して、スカイラインがアテーサE-TSに対して、より緻密にトラクションを制御できるスノーシンクロモード付きアテーサE-TSへと進化させていた。そして日産は、
「100分の1から1000分の1の技術へ」のキャッチコピーで高性能をアピール。
直線基調の無骨なデザイン
初代ステージアのデザインで特徴的なのはワゴンボディが強調される伸びやかなルーフライン。Aピラー後方からリアエンドまでほぼ一直線なので、4800mmの全長よりも伸びやかな印象を与えた。ボディサイドも直線基調、フロントマスクは大型の
グリルの両端に片側丸2灯を組み込んだ異形ヘッドライトというシンプルフェイス。レガシィツーリングワゴンを意識して窓枠のないサッシュレスドアを採用したが、ワゴンとしては少数派。
デザインに対する評価、印象は人によって大きく違うが、初代ステージアのデザインは当時の筆者の印象としては、高級感はほとんど感じなかった。よく言えば実用性を重視した質実剛健となるだろうが、色気など皆無で無骨にしか見えなかった。
初代ステージアがデビューした時には輸入車ステーションワゴンの代名詞ともなっていたボルボ850はモデル末期だったが、同じ直線基調でも天と地ほどの差を感じた(850のほうがオシャレ)。
没個性というユーザーの声にこたえる形で、1998年のマイチェンでは独立タイプの丸4灯ヘッドランプに大胆変更。無難だった前期モデルに対し、後期モデルはアクが強かったため好き嫌いがわかれた。ちなみに筆者は前期型のほうが好きだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/46aaefa4d88d4f9d5ae4212316c1b50b81c22cc8?page=3
日産初代ステージア
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Source: 車速報