夢にまで見たタイプR 欧州では生産終了へホンダ・シビック・タイプR(FN2)
筆者(英国人)は、とても幸運な子供だった。家族は5軒の住宅が建ち並ぶ、袋小路の端っこに住んでいた。
寝室の窓からはそれぞれの家と、5台のクルマが見えた。10歳で運転免許証を持っているという空想の世界で、5台の中から好きなクルマを選ぶことができた。
お気に入りは、いつも隣人が乗って帰ってくるクルマだった(自分のパパには申し訳ないけど)。隣人はホンダのディーラーで働いていて、初めて彼のFN1型シビックを見たときのことを今でも鮮明に覚えている。
未来的な、宇宙船を彷彿とさせるシルエットの「すごい!」という感動を、地味なグレーの塗装が台無しにしていたが、フォード、ヴォグゾール、フォルクスワーゲンのライバル車と比較すると、その魅力は絶大だった。
筆者はすっかり夢中になり、執着心が芽生えた。ポスターを貼り、同乗を頼み、YouTubeという当時流行り始めていたウェブサイトでホンダの動画を延々と観ることに時間を費やした。そこで、もっと刺激的なタイプRバージョンの存在を知った。
20代半ばになり、ついにその欲求を満たすだけの資金力を手に入れた。リースが終了するボルボV40ディーゼルを手放し、シビック・タイプRを購入することに決めた。具体的に言えば、FN2だ。そう、UFOが欲しかったのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/156f25c3763279260af6d35684315d949a0a4859
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Source: ゆめ痛 -NEWS ALERT-