10年後、世界の大手IT企業がEVで市場席巻 日本車は"ガラパゴスカー"となる可能性

1:ボラえもん ★:2021/06/08(火) 10:57:07.39 ID:+DPpbDx/9.net



“現代の「黒船」テスラ
SmartTimes サムライインキュベート 代表取締役 榊原健太郎氏

先日、以前から気になっていたテスラ車の試乗をした。休日に子供と一緒に社会見学気分で訪れたのだが、驚きの連続だった。

さらに案内・試乗同行・見積もりなど対応してくれるスタッフは大学生のインターン。カタログはなく車の紹介や案内などは全てPCでなされ、試乗を除けば予約から購入までほぼ全てのことがオンラインで完結する。圧倒的な効率化・コストカットがされていた。

実際に運転してみると、まさに車版のスマートフォンだ。ソフトウエアをアップデートすると車もアップデートされる仕様で、常に先進的なテクノロジーが搭載され続ける。自動運転機能も後から追加できるので購入時に搭載しなくてもいい。完全自動運転化に向けて日本の法律整備待ちで準備万全である。

デザインはシンプルで外装も内装も無駄がない。各種メーター類や操作機能を大幅になくして、全てがタブレット状の操作パネルに集約されていた。その代わりにエンタメコンテンツを大画面で楽しめる要素が追加され、自動運転になったら、みんなで映画を見たりゲームをしたり「ながら移動」するイメージができる。

ガソリン車と比較すると怖いと感じるほどの加速力があり、エンジンがない分車内が広く前後に荷物スペースが十分確保されている。一方で、数分で給油できたガソリンと比べて充電時間が長い欠点もある。

テスラといえば1000万円超えの高級車というイメージだが、モデル3の登場で補助金などを活用すると300万円台から購入できるようになり、かなり手の届きやすい存在になった。実際に20代~40代の層が購入していて、納期は半年待ちという人気ぶりだ。

試乗して思い出したことがある。フィーチャーフォン全盛期だった2009年ごろ、スマートフォン普及をにらんで関連スタートアップに投資した時のことだ。10年であっという間にスマートフォンの時代になった。スマホの普及でコンテンツ関連の市場が活況となり、オンラインショッピングやモバイル決済、SNS利用、ゲーム・電子書籍・動画視聴などが拡大して、人々の生活は大きく変わった。

テスラは同様のいわゆる「黒船」だと感じざるを得ない。10年後、世界の大手IT系企業が自動車市場に参入してスマートEVカーを販売し、今普及している日本車は”ガラパゴスカー”となっている可能性が十分にある。一方で日本の自動車産業に対して大きな危機感も覚えた。そう感じるほど大きなイノベーションであることは間違いない。”

[日経産業新聞2021年6月4日付]
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO72552010T00C21A6XY0000/

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Source: ゆめ痛 -NEWS ALERT-

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