その中で、9月2日に東京地裁で開かれる判決公判を前に、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)罪で起訴された、旧通産省工業技術院元院長・飯塚幸三被告(90)に対し「一審の判決が出たら、もう辞めにしませんか。こんな何も生み出さない無益な争い、もう辞めませんか」と呼び掛けた。
松永さんは、被害者参加制度を使って参加した6月21日の第8回公判の際、飯塚被告に直接、質問する機会を得た。その中で、飯塚被告は松永さんのブログ、各種SNSをフォローしており「ブログも最近の記事を見ております。新聞記事も読んでフォローしておりますので、十分理解しているつもりです」と語った。
そのことを受け、松永さんは「飯塚幸三被告人が裁判において『松永さんのブログを見ている』と言っていたので、9月2日の判決を前に私の願いを書きます」と書き出した。加えて「あなたの法律上の無罪を主張する権利は尊重しています。正直、私たちはそれにずっと苦しめられてきましたが、罪と罰から逃れようとする事も一定の理解はします。ですから、このブログは怒りを込めた命令のような意味ではなく、あくまで私の願いを綴るものです」と投稿の趣旨を説明した。
その上で「一審の判決が出たら、もう辞めにしませんか。こんな何も生み出さない無益な争い、もう辞めませんか」とつづった。松永さんは、第8回公判で「もし有罪になったら、控訴しますか?」と質問し、飯塚被告は「分かりませんが、なるべく控訴しないようにしたいと思う」と答えた。ただ、後に弁護人から同じ質問をされると「分かりません」と一転、控訴の可能性に含みを残していた。
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202108050001361.html
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Source: バイク速報