コロナ禍の3密回避追い風でバイクの人気が再来、福井県内の販売店「80代男性が1100ccの大型バイクを購入された」

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新型コロナウイルスの影響によるアウトドアブームを受け、国内の二輪市場が復調している。福井県内のバイク店でも男女を問わず幅広い世代から人気を集め、若い時に親しみ再び戻ってきた中高年の「リターンライダー」も目立っている。

福井市門前2丁目の販売店「バイクガレージ福井」では昨秋ごろから来店者が増え始めた。出口幸宏社長(57)は「何十年かぶりの人気。都会を中心とした3密回避のバイクブームが次第に地方にも来ている。風を感じて自由になれるバイクの良さが再認識された」。新たに免許を取得し、欲しい車種が固まっている人も多く、成約率が高いのも特徴だという。

ただ、新型コロナ下のメーカーの減産が響き、納車が半年から1年待ちの車種もあり、もどかしさも募る。出口社長は「なるべく早くお客さんの需要に応えられれば」と話す。

「(国の経済対策である)特別定額給付金の10万円で免許を取った人も多い」と話すのは福井市乾徳1丁目の「バイクハウス 赤い3輪車」の小林幸広社長(68)。購買層は10代から80代までと幅広く、最近では80代男性が1100㏄の大型バイクを購入した。

県内の人気ユーチューバーが同店でバイクを購入し、動画にアップしたことも追い風になった。レンタルバイクも好調で、今年7月の利用者は前年同月比約3倍。一方、納車遅れは共通の悩みで「中古車が新車より高額になるケースもある」という。

全国軽自動車協会連合会によると、2020年の国内メーカー新車販売台数は、軽二輪(排気量126~250㏄)が前年比27・5%増、小型二輪(251㏄以上)は同1・4%増となった。また日本自動車工業会の調査では、原付バイクを含めた購入者の平均年齢は19年度が54・7歳と、17年度より2歳上回った。

アウトドアブームのほか、新型コロナウイルスの影響で電車やバスでの通勤・外出を避けたい人が増え、経済的余裕がある世代である中高年層の「リターンライダー」も増加している結果とみられる。


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Source: バイク速報

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