Bセグメントカーをベースに3列シートミニバン化された車種は、国内ではフリードのほかトヨタ・シエンタがあるが、これら2モデルはいずれも商品力が高く、長年、他ブランドの参入を難しくしてきた。
特にフリードは、軽自動車を除く登録車クラスにおいて、ホンダの再量販モデルで、同社のなかでも非常に重要度の高い車種となっている。
そんななか、新型フリードのフルモデルチェンジ発売が期待される2022年は、日産とダイハツにおいてもコンパクトミニバンの新型車種を投入する動きがあり、フリードのセールスは脅かされることになりそうだ。
■フリードの脅威1:ノート派生3列シートミニバン
フリードの第一のライバルとなりそうののが、ノート派生の3列シートミニバンである。日産では、新型ノートをベースにした派生モデルとして「プレミアム案」と「3列シート案」が計画されていたが、特に前者はノートオーラとして既に、市販化を果たしている。
後者の3列シート車についても開発が進行中となっており、2022年の発売が想定される。やはりシリーズ式ハイブリッドのe-POWERが搭載されることになるだろう。
■フリードの脅威2:ブーンルミナス後継
そして、フリードの第二のライバルとなりそうなのが、DNマルチシックスである。ダイハツは、かつてのブーンルミナス、その姉妹モデルのトヨタ・パッソセッテを後継する国内向け多人数乗車モデルを模索してきた。
そのユーザーへの提案の一つとなったのが、東京モーターショー2017で出品されたDNマルチシックスである。当時からダイハツはSUVテイストかつ小型の3列シート車を国内市場に参入させるタイミングを見計っていたことになる。
そして最近になってダイハツは「e-SMART HYBRID」を完成させており、DNマルチシックスのような小型車クラスの新型車を市場投入する機運が高まっている。
(つづきあり)
https://car-research.jp/freed/honda-5.html
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Source: 車速報