日産の最終益1800億円 22年3月期、奨励金減で上振れ

1:蚤の市 ★:2021/11/10(水) 05:39:19.76 ID:y2Je25CN9.net

日産自動車は9日、2022年3月期の連結最終損益が1800億円の黒字(前期は4486億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想を1200億円上回る。営業損益は1800億円の黒字(前期は1506億円の赤字)と300億円上振れる見通しだ。北米市場での好調を受けて販売奨励金が減り、仏ルノーなどからの持ち分法投資利益も増える。

売上高予想は前期比12%増の8兆8000億円と、従来から9500億円引き下げた。通期の世界販売台数の見通しは前期比6%減の380万台と、7月時点の440万台から引き下げた。半導体不足の影響が想定より膨らむのが響く。固定費削減で利益がでる目安となる販売台数を370万台程度に下げ、半導体不足の影響を補い営業黒字を確保する。

アシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)は同日のオンライン会見で「販売台数ではなく価値の提供に集中した結果が表れた」と強調した。日産は米国で多目的スポーツ車(SUV)の「ローグ」など新型車を投入した。

調査会社オートデータによると、値引き原資の販売奨励金は9月に1台あたり2393ドル(約27万円)と前年同月から半減した。4~9月期では奨励金を中心に販売費を前年同期比1600億円減らした。

販売金融事業も好調だ。現金給付などの景気刺激策で自動車ローンを返済できなくなる人が減り、米国での4~9月期の貸倒率は0.04%と前年同期の0.9%から改善した。通期の想定為替レートを1ドル=110円と従来より2円、円安方向に見直したことも収益を押し上げる。

21年4~9月期の連結決算は、営業損益が1391億円の黒字(前年同期は1587億円の赤字)、最終損益が1686億円の黒字(同3299億円の赤字)だった。同じ期間での最終黒字は2年ぶり。売上高は前年同期比28%増の3兆9469億円だった。

同日策定を進めている「長期ビジョン」を29日に発表すると明らかにした。電気自動車(EV)開発など脱炭素への取り組みを盛り込む考えで、グプタ氏は「電池の調達方針を含め、電動化戦略について説明する」と述べた。

日本経済新聞 2021年11月9日 17:09 (2021年11月9日 19:28更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC08CCN0Y1A101C2000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1636445535

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Source: ゆめ痛 -NEWS ALERT-

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