「バイクのコーナリングは体重移動が必要」が常識とされるこの考え方は実は正しくない

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ライダーは旋回時に何をしているのか。コーナリングの真実に踏み込んでみよう。

MCのコーナリングについて、日本では「体重移動説」(MCはライダーの体重移動で曲がる)という都市伝説が根強く語り継がれています。

曰く、「体重移動」「腰を入れる」「ニーグリップ(タンクを膝で押す)」「ステップの踏み換え」…中には「上体を曲がりたい方向に向ければ曲がる」など、おおよそ科学的ではない議論さえまかり通っています。

米国や欧州では体重移動説はメジャーではありません。欧州の雑誌にはこともなげに「MCはカウンターステアリングで曲がる」と書いてあります。どうも日本では全てのものに必要以上に 「精神性」「精神力」を注入しようとする傾向があるようです。

白バイや暴走族をみれば判ることですが、彼らのライディングは体重移動などとは無縁です。白バイは「徹底したリーンウィズ」(車体とライダーが完全に一体化)、暴走族のスラロームは逆に上体を全く動かさない「極端なリーンアウト」です。

また百歩譲ってコーナー入口の倒し込みは体重移動しているとしても、コーナー出口で体重移動して車体を起こしている人はいるでしょうか? そんな人はみたことがありません。

https://motor-fan.jp/tech/article/11758/


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Source: バイク速報

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