驚異のリッター323ps!! 英国生まれ、ロータリーエンジン搭載のスーパーバイク「CR700W」誕生!

1: 2022/02/04(金) 18:14:17.57 ID:AqUG4N139

2022/02/04

クルマとバイクの電動化がいよいよ必須の時代となり、内燃機関のことをICE(Internal Combustion Engine)と呼ぶことも増えてきた今日この頃、ロータリーエンジンを搭載したスーパーバイクを製作した男が現れた。彼の名はブライアン・クライトン。スーパーバイクに懸けるクライトンの熱意と、その具現化であるマシンがどのようなものかをちょっとのぞいてみよう。

ひとりのエンジニアの情熱によって生まれた夢とロマンに溢れるロータリーエンジンマシン

ガソリンエンジン(ICE)の多くは、ガソリンと空気を合わせた混合気を燃焼させ、そのエネルギーでピストンを往復させることでクランクシャフトを回転させて動力としている。

CRIGHTON CR700W
おむすび状の三角のローターが回転しながら、吸気、圧縮、燃焼、排気がオーバーラップして行われる。 [写真タップで拡大]
一方、ロータリーエンジンは、おむすびのような三角形のローターがハウジング内を回転しながら吸気、圧縮、燃焼、排気の行程をし、エキセントリックシャフトを回転させることで動力を発生する仕組みだ。大雑把にたとえると、一般的なエンジンにおけるピストンがローター、シリンダーがハウジング、エキセントリックシャフトがクランクシャフトに相当する。

ロータリーエンジンでは、4ストロークエンジンにおける吸気、圧縮、燃焼、排気の行程を、ローターが1回転する間に並行して行う。このため理論的には、一般的なICEの3倍の出力を発生することができる。それゆえ小排気量でも大きな出力を得られることが、ロータリーエンジン最大のメリットだ。

また、ロータリーエンジンでは、吸排気バルブやカムシャフトといったパーツが担う機能をローターが兼ねる構造のため、エンジンの部品点数が少なくなる。そのため振動が少なく、出力に対してエンジンを小型軽量に仕上げられることも、ロータリーエンジンのメリットだ。

しかし当然のことながらデメリットもある。ローターの回転がハウジングに傷をつけやすい構造上、エンジンパーツの加工精度と耐久性に高次元の技術が求められる。また、燃費が悪い、低速トルクの不安定さ、冷却装置(ラジエター)の大型化、整備性の悪さといった点もデメリットといえる。

CRIGHTON CR700W
1989~1994年にノートンはRC588、RCW588というワークスレーサーを生み出した。 [写真タップで拡大]
高効率による高出力は大きな魅力だが、そのようなデメリットもあるため量産車には不向きといわれ、クルマでもバイクでも市販車での採用例は非常に少ない。クルマではマツダがロータリーエンジンを得意としていたが、現在では生産していない。また、バイクでは各メーカーともに試作車を製作したものの市販化には至らなかった例が多い。市販化されたロータリーエンジン搭載バイクは、国産ではスズキ・RE5(1974年)、海外ではオランダのバンビーン・OCR1000(1978年)、ドイツのDKW・ハーキュレスW2000(1973年)、ノートン・F1(1990年)がある。ノートンにはF1をベースにレーサーとしたRCW588もあり、1992年のマン島TTシニアTTではスティーブ・ヒスロップ選手が走らせて優勝する快挙を成し遂げている。

しかしいずれも短命に終わってしまっており、ロータリーエンジンの難しさが如実に表れている。
CTNHero03

長文に付きあとはソースで
https://young-machine.com/2022/02/04/291445/?gnmode=all



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Source: 乗り物速報

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