なぜ2倍も違う?MT車よりAT車のほうが「事故率」が高いワケ

1:鬼瓦権蔵 ★:2022/03/08(火) 19:09:21.85 ID:6fkAlPYl9.net

https://news.yahoo.co.jp/articles/938b295f732f0397b1e961e30260fe0d985e8772

ペダル操作のラクさが諸刃の剣となっている可能性も

日本において、AT車よりMT車のほうが事故率が低い……という話を聞いたことがあるだろうか。「そりゃあそうだ。日本では約98%がAT車で売れているのだから、走っているクルマの数が違う分、事故率が多いに決まっている」という理屈もあるにはある。

が、AT車とMT車をそれぞれ分けて、同数のなかで事故率を算出した結果、AT車のほうが2倍近く事故率が高い……というデータがあるとしたら、どうだろう。

その理由はいくつか考えられる。2ペダルのAT車は誰もがイージーに運転できるメリットがあるのに対して、運転操作が単純だから、運転に対する注意力が散漫になりがちだ。一方、3ペダルのMT車はペダル操作に気を使う必要があるため、運転に集中しやすい、という理屈だ。

さらに、最近よくニュースで報道される、コンビニなどの駐車場で店舗に飛び込んでしまう事故も、ペダルの踏み間違いと言われているが、AT車でブレーキの代わりにアクセルを踏んでしまったことが原因のひとつとされている。なにかの拍子に、ブレーキから足が離れ、クリープ現象によってクルマが前に出てしまったとき、慌ててブレーキを踏もうとして、間違えてアクセルを踏んでしまう、という誤操作である。

しかし、MT車なら、前に出るためにはクラッチ操作が必要なため、2ペダルのAT車に起こりうるペダルの踏み間違いによる急発進(後退含む)は起こりにくいため、事故もまた起きにくいというわけだ。もちろん、クラッチを踏んでいる状態でアクセルペダルを踏んでも、空吹かしになるだけで、急発進はしないのである。

いまMT車を選ぶ人は運転が上手い!?

AT車はたとえば渋滞時などペダル操作がラクで、ACCを作動させていれば、ほぼ自動で停止、発進を繰り返してくれる便利さもあるが、その裏側に、運転がラクであるがゆえに運転以外のことを考えてしまう、あるいは違反だが、スマホなどを注視してしまうなどの運転とは関係ないところに意識が集中しやすいとも言えるのだ。

とはいえ、AT車とMT車の事故率の違いは、それだけではないと思っている。つまり、そもそもMT車をこの時代にわざわざ選ぶようなドライバーは、運転好きであるとともに、運転に集中したい運転上手な人たちであるという理屈だ。暴走による自損事故はともかく、運転に対する意識の違いが、事故率の低さにつながっているようにも思える。

ちなみに、鳥取環境大学環境情報学部情報システム学科の研究によると、事故の形態で見ると、右折、左折、出会い頭、追突、正面衝突に分けた場合、正面衝突だけはAT車とMT車の事故率は同等。しかしそれ以外の事故では、MT車に対してAT車が約2倍の事故率であることがわかっている。

事故率が低いからMT車に乗りましょう……などと言うつもりはまったくないが、AT車は運転手の意識の持ち方によって運転に対する注意が散漫になりがちで、また、ブレーキから足を離した時にクリープ現象で前に出てしまうことを念頭に、常に運転に集中するとともに、ペダルの踏み間違えにとくに注意して運転してほしい。免許返納をすべき高齢者ならずとも、「最近、運転に集中できない。ヒヤッとすることが多い」というなら、AT車、MT車にかかわらず、即刻、運転をやめてほしい。事故によって自身はもちろん、他人の命、財産を奪うようなことになれば、取り返しがつかない。

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Source: ゆめ痛 -NEWS ALERT-

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