【小泉進次郎の置き土産】ホテルや旅館で使い捨てアメニティーの廃止や歯ブラシ有料化などが相次ぐ

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客室に置かれている使い捨て歯ブラシなどプラスチック製のアメニティーがなくなる?――。ホテルや旅館で「脱プラスチック」の動きが広がっている。観光客の環境意識の高まりに加え、4月からの新法施行を控えていることがある。脱プラに動く宿泊業者の取り組みを追った。

琵琶湖畔の琵琶湖ホテル(大津市)は4月から、客室にプラ製の使い捨てアメニティーを置くのをやめる。持ち手が竹製の歯ブラシや、木製のヘアブラシやひげそりを希望者に有料で売り出す。使用後も自宅で使ってもらえるよう、持ち帰りの袋も用意する。

前田義和総支配人は「環境への影響を無視して営業すれば、お客さまから選ばれない時代になる」と言う。近年は訪日客を含め環境への意識が高い客が目立ち、ホテルのブランド向上などにつながると考えた。

琵琶湖ホテルなど計5ホテルを運営する京阪ホテルズ&リゾーツ(京都市)はほかの4ホテルでも同様に、4月から客室にプラ製の使い捨てアメニティーを置かない。有料で販売したり、フロント横の棚に無料のプラ製歯ブラシなどを置いたりするしくみに変える。

背景にあるのは、宿泊客の環境意識の高まりだけではない。歯ブラシなど国が指定した使い捨てプラ製品の削減を義務づけるプラスチック資源循環促進法が4月に施行される。指定のプラ製品を無料で年5トン以上配る事業者は、取り組みが不十分なら国から勧告などを受ける可能性がある。

5ホテルで計903の客室を持つ京阪ホテルズ&リゾーツは、コロナ前の2019年度に合計5トンを超えた。

使い捨て歯ブラシをやめるだけでも、大手ホテルではそれなりの削減効果が期待できる。仮にプラ製歯ブラシ1本を10グラムとすると、5トンは50万本に相当する。700室弱のホテルの場合、一部屋で毎日歯ブラシを2本ずつ使うと、歯ブラシだけで年5トンのプラごみが出る計算になる。

https://www.asahi.com/articles/ASQ3C6DFNQ24PLFA001.html


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Source: バイク速報

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