警察が悪質自転車の取り締まり強化へ、減らない自転車の交通ルール違反

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朝の通勤時間帯ー

◆取り締まりを受けた男性「マジで仕事遅れるんで」
◆警官「急いでしたいけど、私たちも協力してもらえないなら…」
◆取り締まりを受けた男性「早くして!遅え!」
◆警官「今回の違反は一方通行の逆走ということになりますから…」

職場へと急いでいた男性は、取締の警官の指示に従わず、一方通行を逆走し切符を切られました。

◆取り締まりを受けた男性「ちょっとびっくりしましたね、自転車でいつも通ってるんで、違反してる自覚はなかったんですけど。免許持ってないんで標識とかが、まあ何となくはわかるんですけど、自転車もまあ同じ標識を守らないといけないということだったんですけど、ちょっとよくわかんなかったですね」

ある日の通勤時間帯の福岡市・天神ー

◆記者
「信号無視して自転車が走っていきます。信号無視して走っていきます」
「自転車逆走しています、反対側の車線を横断してしまいました」
「スマートフォンを見ながら車道を自転車が走行しています。かなり危ないです」

相変わらず減らない自転車の交通ルール違反。この状況に歯止めをかけるため、警察庁が大号令。全国の各警察で重点地区・路線を設定して公表、取り締まりを強化します。

こうした取り組みは初の試みで、対象は、通勤通学などで自転車利用が多く、また自転車関連の事故が多発している駅周辺のエリアです。

福岡県内の公表は5月の予定で、天神南交差点から赤坂2丁目の国体道路など20地区30路線が検討中ということです。

現状はどうなのか、春の交通安全県民運動中の自転車の交通ルールの違反取締を取材しました。福岡市中央区清川の交差点―、停止線前での一時停止や、進入禁止標識の無視が多い場所だといいます。

◆中央警察署 交通第一課 城戸課長「県民の全体の方の自転車マナーの不徹底があるので、指導警告とかを第一に考えて本当な悪質な違反に対しては検挙と措置をします」

◆警官「左側に寄ってもらってもいいですか、一時停止してくださーい、自転車も車なんですよ!あそこ一時停止がかかってるんですよ、警告だけしときますので」

警察官が取り出した黄色いカードは、自転車指導警告書。違反に対して注意喚起をしていくものです。さらに重いのが、赤い切符。

3年以内に2回以上切られると、6000円を支払って3時間にわたる講習を受けることになります。

◆警察官「警察官の注意とか警告を聞かない、あとは悪質と認められた時、危険性が非常に高いとしたとき検挙対象となりますね」
◆通勤での利用者「一方通行だから自転車で通っちゃいけないのは知らなかったというか、都合のいい考え方になってたのかもしれませんね」

取り締まり開始からおよそ50分後、警察官二人に囲まれる高齢の女性の姿が。

◆警察官「これはですね、赤切符っていいます。そこの橋の手前のところから一方通行路を乗られてた、逆走していた、違反になります」

進入禁止の走行を注意され一時は自転車を降りて引いて歩いたものの、再び走行したといいます。

◆取り締まりを受けた女性「うわー、もうみんなが走ってるから。初めてね、チャリに乗ってこういうことって。ショックですね、朝からほんと」

福岡県警によると、県内の2021年の自転車乗用中の死者数は、前年の2倍に。また、事故原因のうち約6割が法令違反を犯している状況です。

https://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2022041213417


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Source: バイク速報

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