韓国車はダサいと言う人こそダサい理由

1: 2022/05/03(火) 19:26:02.03 ID:CAP_USER

ヒョンデのアイオニック5というモデルのウリは、まずデザインだ。どんなに中身がよくても、格好悪いクルマは見向きもされないけれど、アイオニック5は人を振り向かせる造形の力がある。ヒョンデはなぜ、こんなに格好のいいクルマをデザインできるのだろう?

「ヒョンデには世界中にデザイナーがいます。韓国、アメリカ、そして日本やヨーロッパのデザイナーがいろいろとアイディアを出してコンペを行い、最終的には社内で決定しました。ヒョンデの販売台数は韓国国内よりグローバルの方が圧倒的に多いので、全世界に通用する商品作りを目指していて、それは当然ながらデザインにもあてはまります。こうした事情がすべて合わさって、ヨーロッパ車とも違う、アメリカ車や日本車とも違う、新しい方向性のデザインに仕上がっているのかな、という気がしています」

ヒョンデは、たとえばホンダよりもはるかに多い、世界第5位の生産台数を誇る自動車メーカーだ。だからもちろん、コンパクトカーから大型SUVまで、フルラインナップの商品を揃えている。その中から、BEVの「アイオニック5」と、FCEV(燃料電池車)の「ネッソ」という電動車に絞って日本で展開するのはなぜか。

「50歳代から上の世代の方は、そういえば昔はヒュンダイを売っていたな、という記憶があるかもしれません。けれども、現在の日本ではヒョンデの知名度はほとんどゼロだと考えています。そこで、どういう方が買ってくださるのか、市場の調査をしたところ、エンタメやスマートフォンなど、若い世代ほどその商品がどこの国籍かにこだわらず、いいものであれば選ぶという傾向が強いんですね。同時に、若い世代ほど環境に対する意識が強いということもわかりました。そこで、まずはこの2台からヒョンデのことを知っていただきたいと考えました」

クルマは、買うまでよりも、買ってからのほうがメーカーとの付き合いが長くなったり、深くなったりする商品だ。今後の販売体制やディーラーの整備網は、どのように構築する予定なのだろう。

「まずはオンライン販売のみでスタートします。そして2022年の夏に、試乗や商談ができるカスタマーエクスペリエンスセンターを横浜にオープンします。今後、いわゆる中核都市にはカスタマーエクスペリエンスセンターを設置する予定です。整備に関しては、ハブ・アンド・スポークという考え方で進めています。カスタマーエクスペリエンスセンターがハブで、スポークの部分に協力整備工場を設けますが、すでに全国で10箇所以上の整備工場と契約を結びました」

佐藤氏の言葉で印象的だったのは、「普通の自動車メーカーと違って、日本市場でのヒョンデには販売目標台数というものがありません」というものだった。

「焦らずに、徐々に広げていこうと思っています。地道な活動になりますけれど、使っていただいて、楽しんでいただいて、ファンを増やしていく。一例として、DeNA SOMPO Mobilityさんが運営する「Anyca」というカーシェアリングのサービスで、ヒョンデを使っていただくことができるようになりました。DeNAさんとは、サブスク的なリースのサービスもご提供します。短期的にはカーシェアリング、中期的にはリース、長期的には買っていただくという形で考えています。とにかくヒョンデを知っていただき、触れていただき、楽しい時間を過ごしていただきたい。そんなところから始めたいですね」

前編でお伝えしたように、ヒョンデの「アイオニック5」はデザイン的にも、機能的にも、レベルの高いモデルだった。自戒の念を込めて言うと、昭和のクルマ好きは韓国車に比べて日本車が圧倒的に優れていると思いがちだ。けれども、知りもしないで「韓国車はダサい」と思い込む姿勢はダサいのではないだろうか。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/60e47f6c3360993c4b947ec3a37d61b203e7843f?page=1



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Source: 乗り物速報

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