「残クレ」で車を買うのはそんなに恥ずかしいこと?

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このところSNSやネット掲示板を中心に、「残クレアルファード」という言葉を見かけることが増えてきた。

どうやら「残価設定型クレジット」という方法でアルファードを買うことが、一部の目には「見栄っ張りな行為」として映るらしいのだ。

一体なぜ、残クレでアルファードを買うと「無理して乗っている」などと言われてしまうのか。残クレの仕組みや購入者の事情についてディーラー関係者に話を聞くと、昨今の「車の買い方」をめぐる意外な実情が見えてきた。

そもそも残クレとは、あらかじめ「車両の返却」を前提することで、本来の価格から「将来の売値(=残価)」を引いた額を支払うローンのことだ。

たとえば600万円のアルファードを購入する際、3年後の残価が400万円と設定されていれば、残りの200万円分を3年間で支払っていくことになる。つまり、「この車は本来600万円だけど、3年経っても400万円で売れるから、それまで200万円で乗せてあげますよ」というわけである。

仕組みとしてはスマホの2年返却プログラムと同様であり、「実際に使用する期間の分だけ対価を支払う」ことを要点とする。

これにより、従来型ローンの「目先の費用を抑えられる」というメリットはそのままに、「短期間で新車に乗り替えやすくなる」という利点も生じることになる。

おそらくネット上の「見栄っ張り」といった声の背景には、このように「車両を買い上げることなく安く済ませているのに、いつも新車に乗っている」という残クレユーザーへのモヤモヤ感があるのかもしれない。

ところで実際のところ、アルファード購入者のうち残クレを選んでいる割合はどのくらいなのだろう。

「半分とまではいきませんが、3割~4割くらいの方は残クレを選んでいる印象ですね。通常のローンも同じくらいの割合で、あとは現金一括が2割くらいでしょうか。先代と比べて、現金一括の割合がやや下がっている感じはします。

アルファードの購入価格帯が先代と比べてかなり上がっているので、一括で支払う方も減っているのだと思われます」(同前)

また、そもそもアルファードは現在受注もままならない状況にあり、転売防止のためにローンまたは残クレでの購入を必須条件としているディーラーもあるという(*1)。つまり「本当は現金一括で買いたいが、仕方なく残クレに」といったケースも少なからずあるわけだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/854010590e03eaf2d4f0896c7543c6f09bec4d5e?page=1

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Source: バイク速報

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