ウーバーイーツ配達員「コロナ収束で稼げない。ふざけんな、ボケ。クソが……」

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今年10月頃からだろうか。ウーバーイーツ配達員への報酬が大幅に下げられてしまった。それまで東京都内で配達1回当たり平均500円くらいだった報酬がジャスト300円ばかりになってしまったのだ。私のようにウーバーイーツの配達をメインの収入源としている者にとってはそれが大きな死活問題になっていた。

ここ最近は配達で何キロ走ろうが、どれだけ時間がかかろうがほとんど関係なく、報酬はジャスト300円ばかりになっていた(ピークタイムだけは4~500円と多少ましになることもあるが……)。

報酬が下げられたことに加え、注文の数自体も大幅に減っていた。そのため、夏の頃までは1日1万円くらいは余裕で稼げていたのが、今では1日5000円稼ぐのがやっとという状況だった。

注文が減ったのはフードデリバリーの閑散期である秋になったことに加え、コロナが収束に向かいつつあることも影響しているのかもしれない。それは仕方がない。が、それならばその損失は配達員だけでなく会社もいっしょに被るのが筋ではないか。

■それでもこの仕事を続けるしかない
私には一般企業で会社員として働くという選択はない。

毎日出社するために満員電車に揺られる地獄。そしてウーバーイーツの低賃金地獄。どちらも地獄であることに変わりはないのだが、私にとってはウーバーイーツのほうがまだましな地獄だった。

以前、あまりに過酷すぎる編集プロダクションに勤めていた。今でもトラウマになっており、そのことを考えただけで心臓がきゅっと縮み上がってしまうのである。

その日もいつものように公園に自転車を止めて鳴る(配達リクエストが入る)のを待った。吹きつける風の冷たさに忍び寄る冬の気配を感じる。1時間ほど経ったところでようやく鳴った。配達距離4キロとなかなかの長距離だが、報酬は例の如く300円。私はちッと舌打ちしながら自転車のサドルに跨る。

「ふざけんな、ボケ。クソが……」

そしてそんな怨嗟の声を延々と呟きながら、お客様のもとに美味しい料理をお届けするために必死にペダルを漕ぐのである。

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Source: バイク速報

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