カワサキの「Ninja ZX-25R」が鬼売れのワケ

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ーー人気の理由は?

青木 13年ぶりに250㏄に4気筒エンジンを搭載したことが大きいですね。しかも、大型のバイクに搭載されるような機能を出し惜しみなくブチ込んだことで、幅広い層に訴求できました。

ーー250㏄の4気筒エンジンって貴重なんですか? 

青木 日本の二輪市場が激アツだった1980年~1990年代には国内メーカーはどこも250㏄の4気筒エンジンを搭載したマシンを売っていましたが、今ではカワサキのニンジャZX‐25Rのみです。現在、250㏄のメインになっているのは2気筒エンジンですね。

ーーなぜ国内メーカーは、250㏄の4気筒エンジンを造らなくなったんスか?

青木 4気筒エンジンというのは、単気筒や2気筒に比較すると部品点数が非常に多くなる。当然、車重も増えますし、製造時のコストも高くなる。そもそも250㏄クラスはバイク初心者の入り口なんです。値段が高いとライバルとの競争に勝てません。

ーーでも、カワサキはあえてクラス唯一となる直列4気筒エンジンを搭載する本格スーパースポーツを令和に復活させたと。それはなぜです?

青木 国内二輪車市場ではホンダが圧倒的に強い。自動車業界で例えるとトヨタみたいな存在です。一方、カワサキはヤマハ、スズキに次ぐシェア4位でした。

ーー要するに、他メーカーがやらない250㏄の4気筒エンジンを搭載し、反転攻勢に打って出たと?

青木 その結果、80万円台と決してお安くない価格ながら年間販売を約3ヵ月で売ってしまった。二輪市場というのは、3000台売れれば大ヒットです。ところが、ニンジャZX‐25Rは年間販売目標5400台を軽く上回る受注をマークしたワケです。

https://news.livedoor.com/article/detail/21531646/

Source: バイク速報

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