モーター大手のニデック（旧日本電産）初の2兆円超え　円安が追い風

モーター大手のニデック（旧日本電産、京都市南区）が２４日発表した２０２３年３月期連結売上高（国際会計基準）は、前期比１６・９％増の２兆２４２８億円と過去最高を更新した。京都に本社を置く上場企業で初めて２兆円を突破した。

　ニデックは１９７３年、会長兼ＣＥＯ（最高経営責任者）の永守重信氏（７８）が仲間３人と創業した。今年７月で会社設立から５０年を迎える。

　２３年３月期は、長く主力だったハードディスク駆動装置（ＨＤＤ）用モーターが落ち込んだものの、グループで手がける発電機や半導体検査装置、工作機械が好調だった。大幅な円安に伴う増収効果もあった。

　京都の上場企業では、京セラも２３年３月期に連結売上高が初めて２兆円に到達すると予想している。

ニデック（旧日本電産）が初の売上高2兆円超え、2023年3月期　設立50年
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