長寿時代を迎えたいま、2025年に65才になる1960年生まれの男性の3人に1人、女性の5人に3人が90才まで生きる一方で、さまざまな原因で命を落とす人もたくさんいる。
「これらの統計と計算式を使えば、気になるリスクとの生涯遭遇確率(以下、生涯確率)を算出することができます」と言うのは、計量経済学を専門とする国際大学准教授の山口真一さん。
「たとえば、交通事故の年間死傷者数が約46万人と聞いてもあまりピンときませんが、生涯確率で見ると4人に1人以上となり、『自分も遭うかも』と捉えやすくなります。同様に、通り魔で死亡する生涯確率は0.0005%と低く、やたら怖がる必要がないとわかります」(山口さん)
連日のように報道される不幸な事故。とりわけ高齢者による事故が近年大きな問題となっているが、交通事故で死傷する生涯確率は26.85%で、3.7人に1人が遭遇する計算。いつ自分が当事者になってもおかしくない。
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Source: バイク速報