自動車部品大手のマレリ（旧カルソニック)が経営難で再建支援を要請

車部品マレリ、経営再建支援要請　債務１兆円、私的整理検討
経済 2022年02月15日 18:58

自動車部品大手のマレリ（旧カルソニックカンセイ、さいたま市）が経営難に陥り、再建に向け取引先の金融機関に支援を要請していることが１５日、分かった。金融機関への債務は計１兆円規模に上るとみられ、私的整理の一種である「事業再生ＡＤＲ」の活用を検討している。新型コロナ禍に伴う自動車メーカーの減産が打撃となり業績が落ち込んだ。２０年の売上高は約１兆２千億円だった。

　ＡＤＲの活用には、主力取引銀行のみずほ銀行の他、全ての取引金融機関の同意が必要で、調整を進めている。協議がまとまれば、３月上旬にも第三者機関に申請する予定で、事業を継続しながら経営再建を目指す。

https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1471065.html