国民民主党の古川元久代表代行は23日の記者会見で、石破茂首相がガソリン価格を1リットル当たり10円引き下げると表明したことについて、「何の連絡も相談もなかった。首相から突然発表されたことは大変遺憾だ」と述べた。
国民民主、自民、公明の3党はガソリン価格引き下げ策を協議しており、国民民主はガソリン税の暫定税率廃止を求めていた。古川氏は、国民民主の浜口誠政調会長が同日、自民の小野寺五典政調会長に抗議したと明らかにした。
古川氏は新たな値下げ策が元売りに補助金を出す仕組みであることについて「あたかも減税と同じように見せているが、似て非なるものだ。わざと誤解させようとしている」と指摘。下げ幅についても、暫定税率廃止なら25円下がることを踏まえ「みみっちい値下げ幅だ」と突き放した。
ガソリン税の暫定税率を巡っては、立憲民主党が18日、7月から廃止する法案を衆院に提出。国民民主は3党協議を理由に法案提出に同調していなかった。古川氏は「新たな状況のなかでどう行動するか党内で検討したい」と述べた。
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Source: バイク速報