日産・ルークスに、軽自動車向けe-POWER搭載モデルが追加設定される可能性がある。ルークスは2020年2月にフルモデルチェンジを受けて3代目モデルに進化している。軽自動車カテゴリで最も需要が大きい、スライドドア付きのトールワゴン車となっており、ホンダ・N-BOX、ダイハツ・タント、スズキ・スペーシアと各社が競合車種を揃えている。
■現行ルークスは全車マイルドハイブリッドの採用
なかでもルークスは、燃費向上対策としてハイブリッドシステムの導入が全車に施されてきた。しかし、その仕様は最高出力わずか2.0kWのSM21型モーターを使ったもので、いわゆるマイルドハイブリッドと呼ばれるシステム。名目上のハイブリッド化、および電動化は果たされているものの燃費性能の向上幅は限定的で、WLTCモード燃費は20.8km/Lに留まる。■ルークスがマイルドハイブリッドで2030年度燃費基準を達成するのは難しい
経済産業省と国土交通省で策定された2030年度燃費基準によれば、ルークスのような軽トールワゴン車の車両重量では、燃費性能として28km/L程度の達成が求められている。これと現状の性能を比べると、未だ大きな開きがあるのは明らか。このままマイルドハイブリッドをベースとした改善で、2030年度燃費基準を乗り切れるとは考え難い。軽自動車セグメントにおいても本格ハイブリッドの導入が望まれるところとなっている。■ルークスをEV化できても2030年度までに全台数は難しい
一方で日産は、2022年春に、軽EVを発売することを予告している。
(つづきあり)
https://car-research.jp/roox/nissan-kei.html
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Source: ゆめ痛 -NEWS ALERT-