「ミニバンブーム」再来なるか? 長所と短所 海外で注目集める個性派も

1:尺アジ ★:2024/01/03(水) 11:26:16.29

ミニバンがスポットライトを浴びる日
「ミニバン」はいま、世界的な一大ブームを迎えるSUVの影に隠れている。

先日、日本カー・オブ・ザ・イヤーの特別賞として日産セレナ(テクノロジー部門)が選ばれたように、国内ミニバン人気は非常に高い。しかし、グローバルではSUVがほぼ主流となってきている。

日産セレナ 日産
ミニバンから手を引くメーカーもあるため、人気は「下火になっている」とよく言われるが、本当にこのまま衰退してしまうのだろうか?

今回はミニバンの良さと課題、海外のニューモデル、各市場の動向を考えてみたい。

海外の最新モデル おしゃれな個性派も
まずは、海外で最近発表されたニューモデルをいくつか見ていきたい。

レクサス
日本の高級車ブランド、レクサスが高級ミニバンのLMを発表した。これまでも中国や東南アジアで販売されてきたが、フルモデルチェンジに伴って日本や欧州などターゲット市場を大幅に拡大している。

ボルボ

ボルボEM90 ボルボ
ボルボは11月、高級電動ミニバンのEM90を公開した。全長5206mm、車重2700kg超という、レクサスLMを上回る大柄なボディを持つEVだ。1回の充電での航続距離は最長738km。今のところ中国市場でのみ導入が確認されている。

フォード
最近、筆者が個人的に注目しているのは5人乗りのフォード・トルネオ・クーリエで、欧州向けのパネルバンから派生した乗用車タイプである。最新型はSUVのようなアクティブなデザインを盛り込んでいる。

BYD
中国BYDは10月、アルファード/ヴェルファイアを彷彿とさせるような高級電動ミニバン、デンツァD9を出展して話題となった。メルセデス・ベンツとの共同開発によるもので、中国では2022年の発売以来、10万台以上を売り上げているという。

海外と日本のミニバン事情 中国で売れる理由
ミニバンはそれぞれの国・地域でどのように受け入れられているのだろうか。欧州、北米、中国、日本の現状についてざっくりとまとめてみたい。

欧州
商用車ベースのモデルが多い。複数のブランドが参入し、電動化も進んでいる。ただし、ブランド間での部品共有も多いので、デザインや走り、車載機能で差別化できるかどうかが鍵となる。安全規制、環境規制、走行性能、内外装の質感など要求は厳しい。

北米

BYDデンツァD9 BYD
北米では一般的に、ミニバンは「サッカーマム」と呼ばれるような母親(父親)が子供の送り迎えに利用するクルマというイメージがあるようだ。トヨタ、ホンダ、クライスラー、キアが参入しているが、全体的にモデル数は少なく、残念ながら盛り上がっている様子はない。

中国
中国では室内の広さに価値を見出す人が多いと聞く。一部では、「一人っ子政策」が2015年に撤廃されたことを受け、SUVやミニバンに注目が集まるようになったとも言われる(ただし、出生率は一時的に増加したが、少子化と核家族化は未解決)。特に人気なのがトヨタ・アルファードで、これに続くように国内外のブランドから高級路線モデルが雨後の筍のように登場している。

日本
人口1億2000万人、年間販売台数420万台(2022年)の日本は、世界第4位の自動車市場である。ミニバンに関しては国内専売モデルが多いが、ルノー・カングーなど欧州車も根強い人気がある。市場の「裾野」は広く、モデルの多様性も実に豊か。

ミニバンって何が良いの? デメリットは?
ミニバンの一番の武器は「広い室内空間」だ。実用性や使い勝手の良さが重宝される時代、クルマを単なる道具として使う人にも響くはず。一般に「プチバン」と呼ばれるような小型車でも、室内の広さはワンクラス上(あるいはそれ以上)ということもある。

多人数乗車でも窮屈な思いはしないし、モデルによってはキャプテンシートなど豪華装備が充実している。中国市場では広さが重視されており、高級車に求める特徴の1つとなっている(中国仕様にはロングホイールベース車の設定が多い)。また、キャンプや釣りなどアウトドアにも適しており、さまざまなライフスタイルに柔軟に対応できる。

一方で、効率の悪さも無視できない。ミニバンの乗車定員は5~10名程度が一般的だが、常にフル乗車で走るわけではない。多くの場合、広さを活かすことができず、ただ「空気」を運ぶ状態になってしまう。なんとなく「もったいないな」と感じる人も多いのではないだろうか。

※続きは以下ソースをご確認下さい

2023.12.31 18:05
AUTOCARJAPAN

https://www.autocar.jp/post/987869

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Source: ゆめ痛 -NEWS ALERT-

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