「残クレ」という言葉を聞いたことがあるだろうか? 「残価設定型クレジット」の略で、3~5年後のクルマの下取り価格を先に設定し、その分を差し引いてローンを組むものだ。月々のローン返済額を抑えることができるため、新車の市場価格700万円ほどの高級車であるトヨタのアルファードでも比較的、手を出しやすい。そのため、残クレでアルファードを購入する層を「残クレアルファード」などと呼び、「見栄っ張り」「情弱」「品がない」などといった否定的な意見もある。しかし、こうした人々が経済を回しているのは間違いなく、今の日本においては貴重な存在であることも確かだ。
残クレアルファード民が“残念な人”認定されるのはなぜなのか?
トヨタファイナンスが運営する「TS CUBIC」(カーローンサービス)によると、同社で自動車を購入した年収300万円未満の人の78%が残価設定型クレジットを利用しているという。年収600万円以上でも利用率は72%ほどだ。今や残クレは庶民の自動車取得に欠かせない支払い方法として広く浸透した。
仮に700万円のアルファードを、残価設定額400万円、利率3.9%で5年ローンを組んだとすると、頭金なしで月々の支払額は7万円を下回る計算だ。もし、残価設定していなければ、同様の条件で毎月の返済額は12万円を軽く超える。
手取りが20万円ほどであっても、親と同居していれば月7万円程度の返済なら何とかやりくりできそうだ。しかし、返済額が月12万円ともなればあきらめざるを得ない。「残クレアルファード」が見栄を張っていると言われるゆえんである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e754993293ccff67406c6c2ebc413cda2247b69
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Source: ゆめ痛 -NEWS ALERT-