時速110キロから「危険運転」に　法制審部会が要綱案まとめる

※12/25(木) 11:31配信
朝日新聞

　法制審議会（法相の諮問機関）の部会は12月25日、危険運転致死傷罪の適用要件を見直し、新たに数値基準を導入する要綱案をまとめた。

　法制審は来年2月にも法相に答申し、法務省は来年の通常国会に自動車運転死傷処罰法の改正案を提出する。

　高速度の基準は、最高速度が時速60キロ以下の道路で「50キロ超過」、60キロを超える道路で「60キロ超過」。一般道で時速110キロ以上で人身事故を起こした場合、原則適用される。基準を10キロ下回る範囲なら、状況次第で危険運転となり得る。

　飲酒の基準は、呼気1リットルあたりのアルコールが「0・5ミリグラム以上」。体重60キロの人がビール大瓶2本を飲んだ状態に相当するという。

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