兵庫県加古川市の国道250号で4日に起きた車14台の多重事故で、死亡した男性の死因は解剖の結果、急性心筋梗塞(こうそく)だったことが県警への取材でわかった。県警は、事故直前に男性の体調が急変して車を制御できなくなり、信号待ちの車列に突っ込んだとみて、当時の状況などを詳しく調べている。
加古川署によると、事故は4日午後4時半ごろに発生。同市別府町新野辺の無職岡本年明さん(78)の乗用車が信号待ちの車列に突っ込んだ。付近の車のドライブレコーダーにも、かなりの速度で突っ込む様子が映っていたという。
岡本さんが亡くなったほか、子どもを含む18人がけがをした。
岡本さんの車の助手席に乗っていた男性は胸の骨が折れる重傷を負ったが、命に別条はないという。
捜査関係者によると、この男性は県警の調べに対し、「岡本さんが事故直前に発作を起こしたような様子を見た」と説明しているという。
県警によると、5日に行われた行政解剖で岡本さんの死因は急性心筋梗塞と判明したという。
岡本さんの長男(48)は5日、取材に対し「父に持病はなかった。けがをされた方々には本当に申し訳ないです」と話した。
現場は片側3車線の見通しの良い直線道路。
署によると、当時は現場の先の信号は赤で、3車線とも車列ができていたという。第1~2車線の間から岡本さんの乗用車が突っ込み、玉突き事故が起きたとみて調べている。(原野百々恵、谷辺晃子)
朝日新聞社https://news.yahoo.co.jp/articles/d523c83c367d739e0e53d48c6868a5d2b25d6b82
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Source: ゆめ痛 -NEWS ALERT-